「不思議な縁で」「本日更新」

なろう版『T.T.S.』更新しました!

https://ncode.syosetu.com/n7591cj/85/

f:id:amonooki:20180806134954j:image

 

因果なもので、紗琥耶の過去を明かすタイミングが今日になってしまいました。

よりによって、今日です。

狙ってはいませんでしたが、こうもタイミングがいいのは申し開きのしようがありません。

 

1945年の今日、世界で初めて原子爆弾が実戦使用されました。

『リトル・ボーイ』と名付けられたその原爆は、テニアン諸島を発ったエノラ・ゲイから広島の街に投下され、地獄を作り出します。

 

もし、仮にタイムマシンが出来たなら、そこにはどんな事故リスクがあるのか?

そんなことを考えながら作っています。

 

さて、段々と紗琥耶というキャラクターの過去が明らかになって参りました。

普段から下ネタ満載、凶暴至極の彼女にも、重ねてきた歴史と罪があります。

どうか見守ってあげてください。

「昨日サボったろ?」「………」

昨日、笑顔の動画サイトにアイドルマスターの2次創作作品シリーズをアップしてらっしゃる方と縁あって盃を交わさせていただきました。

あ、我々カタギなんで別に違法物の取引交渉したとかではないですよ。交友を温めただけです。

 

お互いの趣味が大抱擁を交わすほど合っていたので、話が弾んで弾んで、危うく一晩中飲み明かす提案をする所でした。

それくらい楽しくて幸せで、もう気分は親戚の兄貴と飲む気分ですよ。

私長兄なんで年上の同性を勝手に兄貴に仕立てて慕う傾向があるんですが、今回なんかまさにそれで、もう後半は完全に兄弟気分でした。

あ、本当にカタギなんで、そういう関係者じゃないんで!

 

お店もね、とても下町的な詰め込み過ぎくらいな店で、窮屈さにこそ味があるってな店でしたよ。

押上のホルモン和さん。

https://s.tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13182268/top_amp/

素敵な出会いの舞台となっていただいて本当にありがとうございました。

おっぱい美味かったです。

あ、私別にスケべで変態ですけど、性犯罪はしようともしてみたいとも思ってないのでご安心ください。

「二日坊主超えたよ」「次は三日坊主超えだな!」

小学生の頃、作文が苦手だった。

 

強制で、

お題が決まっていて、

そのお題は抽象の極みで、

書く量の下限も決まっていて、

小姑みたいなチェックで重箱の隅をつつかれ、

教育とは名ばかりの教師の趣向を押し付けられる。

 

作文が苦手だった。

 

パラダイムシフトとブレイクスルーは同時にやって来た。

 

中二の2学期。

お決まりのテーマ

「体育祭の感想」

 

“クソどうでもいいもん毎年書かされてウンザリしてるが、頑張って書いてやる。

ただし、感想文書く為に体育祭に参加したわけじゃないし、考えるより身体動かす方に意識向けてたから特に深い感想はない事を前提に書く。”

 

から書き始めて、呼び出し食らった。

 

若い現代文教師は怒るどころかまず一言こう言った。

 

「この2文だけで充分いい感想文になってる。文章が面白いから別のテーマを自分で決めて適当に原稿用紙埋めて出してくれ」

 

そこからは楽しかった。

 

テーマは通学途中で見た光景。

 

車に轢き殺された狸の死体とそれを啄む鴉のいる県道の風景だ。

 

------------------------------------------

その残酷で整然とした光景を見る自分の心情を、小学生の頃にニワトリ小屋がヘビに襲われた事件を引き合いに出して、経時思考変化と知識量の差異の両面から観察してみた。

 

小学生の時、ニワトリ小屋にヘビが侵入してヒヨコと雌鶏が丸呑みにされる事件があった。

幼く頭も回らない子供だった私は、冷徹なヘビの行いに激怒し、友達と一緒になってヘビを吊るし上げた。

ヤマカガシだった記憶がある。

毒ヘビにも怯まずに立ち向かえたのは、小学生男子の向こう見ずさのなせる技だったと言える。

 

翻って高校生の自分が見た光景はこうだ。

交通量の多い県道の脇に、ある日一匹の狸の死体が遺された。

だらりと口から垂れた舌と血が、致命的な衝突を受けたのだと一目でわかった。

そんな狸の遺体を、数羽の鴉が見下ろしていた。

会話をする様に銘々に鳴きながら、鴉達は互いの留まる電線を行き来し、やがて遺体の側に1羽が着地した。

始めの啄ばみは、だらりと垂れた舌だった。

狸の頭だけがほんの少し動く程度の、ジャブの様な啄み。突きと言ってもいいかもしれない。

食事ではなく、威嚇や攻撃に近い動作だった。

何度かそれを試した鴉が上の仲間に声を掛ける様に鳴く。

そこからは早かった。

魁となった鴉は大胆にも遺体の舌を咥えて車道から遠ざける様に遺体を引き摺り、別の1羽が遺体の目を叩き出した。

 

血と肉を飛び散らせながら始まった自然の掃除は、見る人によっては狂気的で猟奇的で凄惨な光景に見えただろう。

だが、その時の私はそうは思わなかった。

むしろその光景はどこまでも優しく、どこまで慈悲深い、無駄のない風景に見えた。

 

同時に、在りし日のヘビを吊るし上げた自分を恥じた。

 

小学生の私の振る舞いは、破壊者そのものだった。

一方的に愛着を抱いた動物に情を傾け、正義を知ったつもりになってヘビを恨んだ。

殺めて、棄てた。

誰にも、何にも貢献していない。

狸を轢いたドライバーにも劣る行為を働いた。

 

狸を轢いたドライバーがどんな人物かは知る由もないが、彼は自然淘汰の一端を担い、鴉達に餌を提供した。結果論だが事実だ。

鴉達もまた、環境に貢献している。

彼等が掃除しなければ、集る蝿を媒介に感染症が広まる可能性があった。

 

そう考えると、少なくとも、この現場には感情に任せて殺して棄て置くなどと言う短絡さはなかった。

あるのは「ほんの少しの理不尽」と生きる糧を得る為に必死に戦う掃除屋達だけだ。

 

もし、この場面を小学生の私が見ても、そんな事は考えもしなかっただろう。

無知な私は感情の赴くままに悪を定め、正義を敷き、鉄拳制裁に走ったに違いない。

 

私も少しは賢くなったのだろう。

そう実感できた。

それはきっと、自分の過ちとしっかりと向き合えたからだ。

 

だからどうか“感想文を書かせる”と言う過ちとしっかりと向き合って欲しい。

------------------------------------------

 

的な事を原稿用紙6枚くらいに纏めてその日の内に提出した。

 

若い現代文教師は「こんにゃろう」と苦笑いしながらも、この作文に最高評価をくれた。

 

この人のお陰で、俺はやっと“文章を書かされた記憶の呪い”から解放された。

 

文章を綴る自由は自分で見つけるもんだ。

もしその喜びを知って欲しいなら、強制する事だけはしちゃいけない。

苦痛はストレスと嫌な記憶以外産まないのだから。

「更新したし」「彼女の話をしよう」

なろう版の『T.T.S.』更新しましたよ

f:id:amonooki:20180801125210j:image

https://ncode.syosetu.com/n7591cj/84/

 

さて、今回の更新で本章のキーマンとなるジョーン・紗琥耶・アークの秘密の一端が判明します。

 

この秘密は、ロボットの未来を想像して思い付きました。

今のロボットの先。

パーツの単位が細胞レベルにまで落とし込まれたロボット。

 

無機物と有機物の境が薄くなり、人体再現がミクロに及んだ人工の無機人体。

それはナノ単位での単独行動にも、細胞群のような少数徒党にも、臓器レベルの徒党でも、器官にも総体としての人体としても動ける、まさにレギオン

 

そんなものが出来たら、と想像したのが、ジョーン・紗琥耶・アークであり、紫姫音です。

 

私たちは今、かつて想像していた未来にいます。

だから、これからを作らなければなりません。

そんな事を考えながら一応生きてます。

「久しぶり過ぎない?」「開き直る事にしたんだと」

なんだか知らぬ間に随分と時が経っちまいました。

経っちまったもんは仕方がないんで、出戻りのつもりで書きます。

 

もうなんかデタラメにグルングルンやってみますね。

マイワールド全開で行きますね。

 

先日の隅田川花火大会を嫁ご家族と友人と眺めました。

f:id:amonooki:20180731105055j:image

江戸時代に疫病が流行し、その死者の弔いで始めたという隅田川花火大会。

今年の大雨で亡くなった方々に届いたのなら僥倖です。

 

ただ、辛気臭すぎるのもいけません。

自粛自粛じゃ縮こまって見えなくなるまで縮んじまいます。

それじゃこの世に生を受けた意味がない。

 

とかく「不謹慎だ」なんだ喚く方もいますが、墓前で喚く奴こそ一番迷惑なもんで、トンとそんな事をすっかり失念して、亡くなった方の無念の化身のように振る舞うのは滑稽ってなもんです。

今年は平成最後の年。

天皇陛下だって昭和から平成に変わった時の辛気臭さを嫌って生前退位されるくらいです。

他人に倫理を押し付ける前に自分の倫理を省みましょうね。

 

なんだか落語家の話のマクラみたいな文体ですが、落語好きなんで許してくださいな。

面白いよ落語。

みんな聞いてごらん。

「時間と空間の話?」「違う違う、小説の話」

随分と間を置いてしまいました。

お久しぶりです。

 

世はGWとかで浮かれポンチしてますね。

浮かれポンチとかいつの時代の表現何でしょうか。謎ですね。

 

さて、お約束通り少々拙著のSF刑事小説『T.T.S.』について少しばかり書いて行きます。

お付き合い願います。

 

『T.T.S.』

https://ncode.syosetu.com/n7591cj/

※「小説家になろう」さんに跳びます。

 

 

そもそも『T.T.S.』ってなんぞ?

 『T.T.S.』の始まりは、私が中学生の時に「読みたい!」と思ったSF刑事ものの本です。

 まあそんなもんはこの世になかった訳ですが、「ないなら作りゃいっか」なんて考え出したのが運の尽き。

 気付けば10年以上に渡って私はこの物語の世界の虜になってしまいました。

 

 舞台は2166年という、150年近く先の未来、世界初のタイムマシン《TLJ-4300SH》が完成した世界です。

 今まで空想の産物でしかなかったタイムマシンが手に入った事で、人々の中である恐怖感が蔓延し始めます。

 

 ターミネーター2等でもネタになっている、いわゆる『親殺しのパラドックス』です。

 学術上では、「近似世界線にシフトするだけで、元いた世界線には何の影響も及ぼさない」とされるこのパラドックスですが、検証可能になったとなると、話は変わります。

 机上の空論が現実の前にあっさりひれ伏す可能性もある訳で、そうなっては実害を伴う事は必至です。

 

 そんな中、恐ろしい事が起こります。

 自ら“公共の敵”と称される事も厭わぬ組織が、《TLJ-4300SH》の設計図と設計者を奪ってしまうのです。

 文明の大輪に付いた棘、《薔薇乃棘》と名乗った彼等は、世界中に「自分達の存在の意味を考えて欲しい」と投げ掛け、ある組織への挑戦状を叩き付けて声明を締め括ります。

 挑戦状を叩き付けられたのは、ICPOが秘密裏に組織していた時空間事件対策本部。T.T.S.(Time Trouble Shooters)でした。

 T.T.S.は薔薇乃棘に対し徹底抗戦を明言。

 かくして、世界はT.T.S.と薔薇乃棘の時間も空間も超えた抗争に巻き込まれて行きます。

 

 

何でそんな話を書いたのか?

 前述の通り、T.T.S.を書き始めたのは、私が読みたい物語がまだこの世になかったから、です。

 

 では、何故タイムマシンなのか?

 タイムマシンと言えば、SFの代名詞と言っていい、使い古された代物です。

 H.G.ウェルズと言う偉大な作家が描いて以降、多くのクリエイターがタイムマシンを描いて来ました。

 ですが、そもそもタイムマシンとは空想の産物。

 まだ誰も想像した事のないタイムマシンは創れないものだろう?

 仕組みそのものを緻密に作り込むのではなく、根底概念を丸々刷新する様なタイムマシン。

 そんな物が創れたら、もしかしたら人類は、思い描くよりもずっと手近にタイムマシンを手に出来るのではないか?

 我ながら傲慢な考えではありますが、その一念でタイムマシンを取り扱うと決めました。

 

 

 

 

 さてさて、今回はここまで。

 私のブログなので私のリズムでの更新にはなりますが、出来るだけ間を空けず細かく更新して行こうと思います。

 

続きはまた今度。